小さな party を組ませてもらった。
この日向かった頂からは、富士の裾野の端から端までを見渡せる、静かな岩山でした。
無風、快晴、眺めのいい尾根歩きには持ってこいの条件が揃った。


上流に一台をデポして、もう一台のlimousineで湖沿いの道を少し戻る。
戻った所が、
文化洞登山口というところ。
ノロノロ準備していると、bus がやって来て、山男、山子を大量に吐き出していった。
アノ波に呑み込まれては先が思いやられる。コンビニで買ってきた行動食、水、、、、を適当にパックに放り込む。
...........出発!
起伏のある処から、可也の間遠ざかっていたので、隊長SさんとパートナーのMさんのユッタリペースがホントに有りがたい。
マニアの人(以下MHさん)との探検釣行では、このペースで歩く事は決して許されず、歩き始めからロー、セコを飛ばしていきなりサードに突入.........
ワタシはいつも泣かされています。
大きなパックを背負ったMHさん。なにか不安な事でもあるのか、一度、二度、、、と振り返りかえる。
”大きいね!マニアのパック”
暫く行くと、枯れ草の斜面の中を道が通る。花の頃には、一面に咲く草花で華やかなスポットらしい。
この日のソコは冬枯れの第一眺望スポット、MHさんが遠くを眺めていました。

初めのピークで休憩していると、したから波が押し寄せてきました。呑み込まれる前にまたまた先発!
尾根に出るとまた違う眺めが広がる。
いよいよ十二ヶ岳目指して、あらためて一ヶ岳からはじまるトレイルを辿る。
一際突き出た岩山が十二ヶ岳、最後の昇りは鎖の付いた結構な岩場だった。
祠の脇で盛大に荷を広げる。
”定番のすいとん”の始まり。
この”頂上昼の宴”にて聞いた話しは、本当に楽しい壮大なスケールの話だった。
”コレで有名登山家の○○○さんや○○さんと俺たちは仲間なんだ”と錯覚するに十分な講義が延々と続く、、、、

と次の瞬間我に帰る。会話は”オレのエライ道具” ”いいえワタシのもっとエライ道具”へと、、、、、
.....更には、この日の若手(当該メンバー内で)が持ち込んだ薬味が元で、柚子派、カボス派論争までに発展。いや〜楽しい人たちだ!
山屋さんには、少なからず接触していたつもりでいた。(なるほど、そんな人たちなのね、、、と思っていた)
この日一日我々を引きずり回して頂いたお二人にも合致するところはあるが、大きく勢いが違うところばかりが見えた。そんな暖かな頂上の宴でした。


この後、普通は(なにが普通かは人それぞれ)おとなしく下山の筈だが、そうは問屋が........
ご飯の後の一仕事、ソレがこの日の核であった事に気づいた。
この日の最高点に達した頃には、日も翳り始め、冷たい風も漂いはじめていた。
ランプに防寒衣、全ての装備を身につけて、真っ暗なトレイルを下る。
途中、MHさんがお決まりの戯言を発し始める。
「鈴の音、聞こえません?」
「聞こえません!」
「....聞こえません?」
「.........んッ?」
嬉しそうに「聞こえたでしょ!?」
「聞こえました....」
更に、続く闇の妖精のアタック、、、肩を触ったとかドウとか言い出した。
この手の話は大好きではないので、今回は突然終わりに致します。
alpinist 様、お疲れ様でした。ありがとうございました。
Posted by dogs_age at 18:48│
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晩秋の山歩き。【 『マニアの花道』】at November 28, 2005 23:11