July 25, 2015

つり - 春から夏

zoe


今年の春はやたらと暑かったり まったくらしい陽気ではなかったよね


zoe
だからやまめのイイ頃を逃したのは自分のせいではなくて
オカシナ陽気のせいなんだ

と いくらそんな事をいっても もう取り返しはつかない
そう 春なんてとっくに終わっちゃたんだから

で 季節は順繰りなので 次は夏になって行くんだけど
出だしの夏が それがなんとなく怪しげな雰囲気で
先に終わったはずの春よりも薄ら寒く感じたりと
なんだか 気持も天気もどうもすっきりしなかった

このまま またもやお天気なんかのせいにしてると夏も終わるから
だからって夏まで終わったんじゃ台無しもイイとこなので兎にも角にも釣に行くことにした
犬と連れ立って釣にね
連れていけばひょっとして、、、良いのが出るかと
なんと言ってもココは犬が一緒だと良く釣れる そんな沢だから

しかし 肝心のさかなは 思っていたほどには釣れてくれない
いや 恐れていた通り 悪い予感通りに結果は貧弱なものだった

この日ばかりは 犬が居ようが居まいが、、、、まったくどんよりしたものだった








一週間してまたつりにいった

yamame

この時はやまめ釣だったので もちろん犬は置いてきた
なんで ”勿論” なのかは 察してくれる方が少しでも居ればいいので あえてここでは説明はしない

rod and reel

しかし ある程度の心構えと 強い気持を持ってやってきたのに
にもかかわらず 峪沢の水は見るも無残なほどに枯れていた

前の日 確かに雨は降ったハズなんだが、、、、ソコはなんの恩恵も受けなかったようだった

しばし呆然とした

しかし釣人はそんなことくらいでは目的を捨てたりはしない

釣人とはそんな諦めの悪い生き物なのだ

一呼吸の後 みるも無残なくるぶしくらいの流れを前に のろのろとした動作でズボンのポケットから糸巻きを取り出す
すると突然動きが早まり 一ヒロ程のハリスを巻き取ると同時に食いちぎる
次に ---- その間ずっと口は半開きだ ---- 反対側のポケットを探り小さな箱から毛鉤を一つつまみ出すと
老眼のはずなのに 二度ほどのチャレンジで見事にハリスをソレに通した

そうしてものの五分も経たない間に 毛鉤はその先の薄暗い枝の下の流れを漂っていた

一つ目の棚を越えたところでいわなが釣れた
最近はシモ手のやまめの棲家にいわなが下ってきている
だから特に驚くこともなくなった だけど やまめ釣にきているのに
それなのに ハナッからいわながオレの投げた毛鉤に掛かるなんて事は 到底納得できる事ではなかった
でも起こってしまった事実は事実だ 憂いても嘆いてもどうにも成らない
だから そんな世の中に少しでも不満を感じたときには またもや一呼吸置くのだ

すると全ては良い方向に向かう と信じている

そもそもが如何でもいい事なのである
だからあの時のいわなが悪いといった事では決してない とにかくああいった事は多々起こるのだから

ブツブツ言いながら二、三歩沢水の中を歩くと するともう想いは次の淵へという事になるものである
そう 何が釣れようが それ自体はたいしたことではないのだよ、、、

現に其の後に掛かってきたのは 皆やまめだったんだからさっ、、、。

どこで如何気を取り直したかは忘れたけど
そのまま小一時間も釣遡って いつもの通らずまでやって峪を抜けた

其の先をやるときもあるんだけど
そこから先を釣時は最初から通らずを巻いて降りることにしている
それに何時もの事だけどコノ日もやっぱり時間が無くて というよりはじめた時間が遅かったからね

やる気でとか 本気のやまめ釣とか言ったけど
実のところ あの日は あの豆腐屋で 湯葉だのがんもだのを買うのが一番の目的だったんだよ
だから店が閉まっちまうとか 兎に角そういう大惨事に発展してしまう事だけは避けたかったんだな
この日釣りを開始しする前というより 釣へ出かける時点で それは家庭内的にも決まっていたんだ
家人は通らずとか 魚留めが何処だとかの事なんか知った事じゃないんだけど
ソレ抜きに ホントきっぱり通らずまでで引き返すって事で この日のそれは決着してたんだよね






アレから何度か釣に行ったけど それのどれも何時もとはちょっと違っていたので
その後 純粋に(つりに純粋だの不純だのがあればの話)釣目的で峪に入ったのは暫くなかった


そんなこなんで既に七月も終わろうとしている

大群

七月が終わるから これからどんどん陽が短くなるから
前の週に往った台風のおかげで水もたっぷりあるだろうから
と 探したら幾らでもある御託を並べに並べて久しぶりに犬と共につりに行った

zoe

ここらで何度か見かけた黄色いバイク
そのバイクにまたがった人と車止めの大分手前ですれ違った

大水で釣にならなかったのかな、、、と その時はそう思ったんだけど
車止めで仕度をしながら今一度考えを巡らせる、、、、釣られちゃったかな、、、。

zoe

峪底に降りて釣仕度をしている間 犬はいつも暇そうにしている
この日は気軽に沢に浸かっていられるような流れでも無かったから尚更だった

zoezoe

大水は引きつつあったけど
そにしたって犬には背丈以上もある流れで 渡るのも一苦労といった風だった
だから 付き人が少し離れた所でさかなを掛けても気軽に近づけず 少しイライラしていたに違いない

zoe

それでも 何度か流されて その何度目かに 犬はどうすればいいのかが判ったようで
振り返ると zoe は自ら斜にドリフトする事を会得していた
太い流れに押されて緊張していた顔も いつの間にかドンブラドンブラ気持良さそうに余裕の笑みを浮けべて漂っていた

こうなるともう縦横無尽である さっきまで近づけなかった流芯にためらいも無く入って行く

zoe

付き人がさかなを掛けると 遠くにいてもとっとと駆けつける

zoe

程よく増水した沢は愉しい(正確には増水後の引き水だ)
なによりさかなの出が良い
そして なんといってもその出てくるさかなのサイズがまた良い

zoe もこの状態を同じように愉しんでいるらしく ---- もっとも犬はコースターのようなスピード感に痺れているのかもしれない ---- 用もないのに何度も右へ左へと渡っていた

zoe

そんな風に陽が暮れる少し前まで遊んだ

陽がくれるにはまだ少しあった
けれど 峪は釣遡りはじめた頃から既に日陰になっていたから
何時もの絵瀬沢の出合いまで来た頃には ちょっと薄暗くて ---- 実際には暗くないんだけど ---- 薄ら寂しかった

zoe

一休みしてるとホントに暗くなっちゃうからと さっさと仕舞い仕度をして沢を下った

zoe

途中でお決まりの骨休みをとったり

zoe

zoe

zoe

気を抜いて豪快に流されたり

zoe大群

で 車止めに着くころには結局陽も暮れて
大群の影がさらに大きく見えるなあ
なんて 林道のガードレールに寄りかかりながら犬に話しかける
でも犬は 真っ黒い山陰なんかより ガードレールの遥か下に見える峪底を覗き込んでいる
もう少し流されていたかったんだよねと、、、、。



(釣行日 2015/05/19, 2015/05/26, 2015/07/21)

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この記事へのコメント
完全に自由です
間違いありません
あっ ご飯のことなら 手で少しずつ食べさてますよ
Posted by m&M at July 29, 2015 00:41
いやいや、昔、zoeを「完全自由に『育てる』」
って記載があったんで、そのままの意思を
実践してるのかと。

ちなみに付き人の道草は一生そのままだと思います。


Posted by cozy at July 28, 2015 19:36
cozy くん
勝手に育つものです
ご飯はちゃんと食べさせてますが
育ててあげたという想いはありません
それに引き換え付き人は 未だに道草ばかりの発育途上中といったところです
Posted by m&M at July 27, 2015 12:30
zoe はいいねえ…毛並みのせいかな?
止まってても雰囲気あるし、動けば
その躍動感が毛の色合い・流れと連動してて。

思索的な表情もするし、そんな顔しながら
突飛に思える行動もするし。

奔放に育てて良かったですね。見てて、
写真撮ってて、面白いでしょ?
Posted by cozy at July 26, 2015 21:26