March 01, 2015

春だから

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といっても先週とたいして変わりない陽気ですが、、、


毎年この時期になると 領収書の山を前に何から手をつけたらいいかと途方に暮れています

多くの釣師(猛者)たちは
やれ ”解禁だ” とか ”棹を買った” とか ”毛鉤を巻いた” 、、、等等
まるで ようやく念願かなってなにかの許可をもらった子供のように 弾んだ声で会話をする様子が伝わってきます

そんな話を上の空で聞きながら なんとか月ごとに仕分けるも この先は本職のあの方にお願いしよう、、、と

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当然ながらワタシにも
猛者たち同様にソワソワした気分を一気に増幅させ 来る春に期待を込め首を長くして待っていた時期がなかった訳ではありません
現にそんな想いでいた事があったのも確かです
しかし 今ではそんな頃の記憶も薄れ いったいホントにそんな事があったのか といったくらいうんと昔の思い出となってしまいました

特に 近年に至っては四月か五月に入ってはじめてソロソロ釣でもといった調子ですから
三月なんてのは まだまだ真冬の終わりくらいに考えています

それでも時に 暖かな日が数日間も続いたりすると --- 仮にその中の一日でも寒い日が挟まっていたりすると数え直しますが --- ふらっと近所の小沢へ出かけたりすることもありますけどね

そうなんですよ こんなワタシでも解禁をまったく愉しみにしていないという事ではないのです
(空々しく聞こえるかもしれませんが)
ただ 寒い中に出かけていって 手足が凍るような思いをしながら釣をしていても辛いだけ
とにかくそんな弱気が勝ってしまっては もうどうすることも出来ません とまあそんなとこです

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でも 寒がりで意気地のないのをただで認めるのも面白くないのも確かです
だからもう少し屁理屈をこねさせてもらう事にしましょう

今時期の魚たちは 冬の間ろくに餌も取れないからすっかり痩せこけてますね
痩せこけて 死ぬほど腹を空かしているから 体力もないときてる
だから餌と思しきモノが流れてきたとしても だとしても なかなか身体を動かすまでには至らない訳です
食ってやろうという思いはあるのだろう けど 実際に其処まで餌を取りにいく為に身体を動かす事が出来ないのですよ

だから釣る方も相当な根気がいるときてる 何と言っても沢沿いは酷く冷えますからね

動かない(上手く泳げない)魚の目の前にコレでもかコレでもかと鉤を流し続けるんですよ
陸では雪もチラつくだろうから --- 水の中よりも寒いことだってある --- そんな寒さに耐えながらの辛い作業になります
何時間も

兎に角 そんな作業の末に魚が釣れたとしても

釣り上げたその魚は ”やたらと細くて” キラキラなどとは程多い色をしている ソレどころか薄ら黒くて光さえも連想できない体をしているときてます
そんな骸骨(メタファーというんでしたっけ?御気を悪くなさらないでください)のような魚を寒さに耐えながら釣り上げたとして 果たして純粋にそんな釣が愉しいのか?
正直ワタシにはなんの嬉しさも愉しさも感じる事が出来ませんね
感じるのは 何か他の事 それが何かと言われても的確な言葉が見つからないので とにかく喜び意外の事だけ としか言えない
(これは自身のこころのうちです 悪しからず)

以上がその屁理屈のほんの一部です
他にもいろいろあるけど どれも似たり寄ったりの話になるのが見えているのでこれはこのくらいで

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春の渓流解禁といえば放流魚ですね
近頃は(昔からそうだけど)渓流魚の放流が盛んになった事もあって
先ほど捏ねた屁理屈話の中に出てくる様な厳しい気象条件の中でも 健康そうなヤマメやアマゴが気軽に釣れるらしいですね (行かないので これは噂の域 想像上の話)
それには今日の養鱒技術の進歩が恩恵をもたらしているらしいく 養殖とはいえ昔の鱒からすると見違える程に立派な魚が育っています (これは実際に養鱒の魚を見た事があるが 立派なものだ)
しかし だからといって 皆がもれなく 解禁間もない時期にそんな見事な体格をした鱒に出会えるかといえば そればかりは何ともいえない (釣れるか否かは運もある それに他にも色々あるらしいからね)
それにそんな魚はその魚を放流する場所に群がる衆らによって
あっという間に狩られて消えるそうです(また聞きです本当の事はしりません)

気がつけば屁理屈の続きになってましたね、、、

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いずれにしても 誰がなんと言うと 
日本全土でまだ薄ら寒い春に渓流釣は解禁されます
ワタシが ”まだ早い” と言おうが ”あと二週間待ってみては” と提案しようが
そんな事はそれに関わる方々には疎ましいだけの戯言なのでしょう

仕方ありません それでは宣言します ”祝解禁”

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みなさん道具の準備は万端ですか
なにか足りないものはありませんか
なにか足りない物があると気になって釣に集中できないですよ
何かありましたらいつでも当店まで御用命ください

the outdoor store nero
(実は釣具も扱ってます)

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相変わらず
喉にヤマメの骨がツカエタ物言いで申し訳ございませんが
以上で渓流釣解禁前のご挨拶にかえさせていただきます
店主

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この記事へのコメント
まず初めに こちらにあるコメントはあの”水の趣味”編集長の言葉です
まあ言いたい事はだいたい同じですので
それについては異論はありませんが、、、、

で 鮭さん どっかへやまめ釣りにでもいきますか?
それともデッカイうぐいが遡ってきたらしいので多摩川の河原にでも集まりましょうかね
あの魚はパンパンに太ってるし力も相当なもんですからね、、、。
Posted by m&M at March 02, 2015 00:11
君が言うように、3月解禁といったって、
山女魚も岩魚も長い冬を生きてきて、ガリガリに痩せていて黒ずんでいるね。
そんな状態を「サビ」と昔の渓流師は言ったけれど、今のハエ男達は知っているのかな。
サビ山女魚、サビ岩魚は釣っちゃいかんよ。疲弊してヨタヨタした山女魚を釣ったって自慢にもならんぜ、とよく言われた。
弱いモンをいじめてはいかん!そう言っていたよ。
だから富士山の雪が溶けるまで、黄色い山吹が咲くまで、藤の花が咲くまでは谷に入るな、入れば竿を出してしまうから……。

山吹が咲いて水が温み、瀬にでて川虫を食い、体力をつけた山女魚と勝負する――これが正しい渓流釣り、と言うんだね。

もちろん、早春から元気な山女魚のいる谷はあるさ。
ホンマもんの釣師はそうした谷をいくつか知っているんだね。
「ドジョウのような岩魚釣って、いったいどうしようというんだい?」
そんな声が聞こえてくるよ。
Posted by 鮭 at March 01, 2015 12:24