February 06, 2015

裏からのぼる

zoe

石砂やまへ行った


近場のやまではおそらく一番のお気に入りの山と思われるのがココ
なぜかと云われても 別にコレといって明確な答えは持ち合わせていないのだが
とにかくココが好きだ

特に美しい自然の森があるというわけでもない

直ぐ脇には広大なゴルフ場があったりもするので 皆が大好きなあの ”自然がいっぱい” という言葉からは程遠い環境にあるのが事実

それに 何処の山もそうだけど 
このあたりの山も例に漏れず 集落から繋がる山の斜面一帯には薄暗い植林の林が広がっている
それでも ちょっと急ぎ足で尾根まで駆け上れば ちょっと貧弱な感は歪めないが広葉樹の林に変わる

先ずはそんな尾根道を目指す訳だ

冬枯れが始まり 木の葉っぱが落ち始める頃からがここらへ通うのには良い季節だと思う
そして冷え込みがきつくなった真冬の頃になると
その頃には尾根道の木には一枚の葉も残ってはいない
まるで使い込んてスカスカになった竹箒をひっくり返したみたいな --- ちょっと違うかもしれないけど --- どの木もそんな姿になる

で そうなると素晴らしく見通しのいい小尾根が幾重にも重なっているのが見えてくる
意外にも支尾根は複雑に入り組んでいたりもするので ちょっとぼんやりしてあらぬ方向へ踏み入ったりすると容易に迷ったりするので注意したい
ホントに縦横無尽といった風な姿を現すのだ --- 大げさにいうとだけどね --- こんな低いやまなんだけどね、、、。

zoe

いつもなら篠原の集落に車をとめて東海自然歩道と重なる林道を進む
そして その林道奥にある民家の脇から登るんだけど
この日は何故かうらから登ってみることにした

どっち側が表か裏かであるが

それに付いては人によって想いや考え方が違うと思うので
ココではあくまでもワタシがこっちがウラだと想うほうを裏として話を進めたいと思う
だから表裏の話は今はもうしない

zoe

尾崎城址→ という表示があるところに車をとめて
素直にそこにある階段を登った

登りだしてすぐに 遠くのほうから猟銃の発射音が響く そして次に犬の吠える声

その声に zoe が応じると 今度は何時までも何時までもその吠え声は止むことがなかった

きっとうちの何も分かっちゃいない若い犬が 無闇に吠え返して皆の輪を乱したに違いない
気の毒だけど この日の猟は あまり良い結果が得られなかったんじゃないかな

多分長い耳が垂れさがった大柄の犬だと思うけど
何時までも止まないその犬の野太い声がやがて遠のいてくると 薄っすらと続いていた踏み跡も幽かになり
やがて忽然とそれは消えた
見失ったのかもしれないけど どっちにしても道を失った

こういうコトはよくある
最初の尾崎城址→のあの表示の朽ち具合からして 
なんとなくこうなるような気がしていたので別に驚きはしなかったけど

zoe

尾崎城址から幹線の東海自然歩道へ

この立派な名前の付いた道だけど それはその名の通り立派な道である

随分前に といっても前の犬がまだ若かった頃だったからホントに大昔だけど何かでちょっと調べた記憶がある
起点(どっちが起点かの話も今はしない)が高尾の杜で 仕舞が大阪の何処かまで続いているんだったかな
そして道のりで約1500kmだったか1800kmだったか 確かそのくらいだったと思う
これは通して歩いたらひと月かふた月はかかりそうなそんな感じだ と

確か 家から緑道伝いで近所の山に取り付いて歩きだしたらどんなだろうと
そんなコト思って余計な時間を使って調べたんだったと思う 調べたコトというのは忘れないものだ

まあ東海自然歩道のコトなんて いまさら誰に云われなくても皆知ってるに違いない
なんでも近年は こういったロングディスタンストレイルを歩くのが流行しているって聞いているからね

兎に角 
そんな王道を いつも細切れで使わせてもらっているんだけど ここらで人に会う事は滅多に無い
そうそう ここらはそれくらい静かでのんびり出来る

それと 登山道と古い街道のような道が合わさったような道でもある
随所に辻が現れては標しがあって そこには宿場名?や古くからの集落名が記された案内標がある
ちょっと多すぎるかなとも感じるけど それでも雰囲気は失われていない道だと思う

中にはなんの標しもない辿道っぽいのもあるけど そっちへ行ったとしてもきっと何処かの集落へ降りれるに違いない
仮に降りれなかったとしても責任は持たないけどね

zoe

山を巻くようにしてどんどん尾根道をいく
ゴルフ場が左手に見える辺りで 少し遠くまで見渡せるところがある
見える山はどれもそんなに高くないけど どの山も今頃はみんなフカフカの落ち葉が心地良い頃だ
朝寝坊しなかったらきっと向こうへ行ってたに違いない

zoe

犬に読めるかどうか知らないけど 鞍部に石砂山 0.2km という標識が現れた

間違いなく読めなかったんだろう zoe は迷いもなく左へ進んで行ったからね

暫く放って置いたけど まったく戻ってくる気配が無かったので
ぎりぎり聞こえるだろうと思えるところまで行った辺りで ”オイっ” って声を掛けてみた
すると犬は一旦戻ってきたけど ”あっちに気持よさそうな場所があるよ” といってまた同じほうへ行こうとする
犬が云うように 確かにそっちも魅力的な雰囲気があったのは間違いない
もう少し余裕がある時なら多分そっちがどうなっているか二人で嬉々として探検に行ってただろう
それは疑いの余地もない
でもあの時は時間がなかった お昼なんてとっくに過ぎていたし 
というより デイビス風には ”アフタヌーンンティの時間だよ” くらいなそんな時間だった

ぼやぼやしてると陽が暮れてしまうのだ 
まあそうなればなったで夕陽を見ながらまたデイビス風に嘯くのもありだったかも ”ジュリー アンド テリー” のトコを変えたりしてね
だけど 遅い出だしのくせに 全く日暮れを想定してなかったので照らすものは一切持っていなかった
だから そんな悠長なコトも云ってられなかったんだけど

石砂やま頂上

いつものように頂上には誰もいなかった

飯を炊くために薪を拾い集めていると
そばから犬がソレを引っ手繰っていくから何もかもがはかどらない

仕方なく 二本ひらっては一本犬に渡すコトで事を進める
そんな小技を使って ようやく炊事の準備が整ったのでカマドに火を入れた

暫くして
飯盒が吹きこぼれ始めた頃 一人
レトルトの角煮が温まったころまた 一人

ここで人類に遭遇したのは何年ぶりだろうなんて考えていたら
一人また一人と表の方へと下っていった

犬は家を出るまえにご飯を済ませていたが もちろんこっちが食っているのを黙ってみているはずもなく
白飯くわせろと迫ってくる だから白飯を少しやる
するとこんどは角煮もすこし だめなら汁だけでも と

食い終わるとすることが無くなる 犬は特にそんな風
人は 食後のお茶の時間が待っているので 犬よかまだマシだ

湯を沸かしているワタシに向かって ”アフタヌーンティとか云ってんじゃねぇよ” とでも言いたげなのを
目をつむって ぐっとこらえているのはさぞ辛かっただろう

でも さっき 飯と角煮を分けてもらったから口には出せなかったんだろう
きっとそうに違いない 
いずれにしても気の毒なこった

wood stove

すっかりティを満喫してから暮れ始めた頂上を後にした

例の鞍部まで下る手前で老紳士風の方とすれ違った
きっとあの人は石砂の夕日がお気に入りに違いない

大群山

車に戻ると大群にちょうど陽が入ったところだった

大群は家のうらやまからもよく見える
コノ時期だと 朝に黍柄から先に雪を纏った姿が美しいが
夕方に 富士とならんで真っ黒に浮かびあがる大群が好きだ

そんな丹沢一お気に入りの 暮る大群をひさしぶりに近くで眺めていた

うらから登るのもたまにはいいもんだ、、、。

23/dec/2014 伏馬田で

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この記事へのコメント
こんにちは
犬も愉しいでしょうけど
付き人としてもあの子らを野山へ連れて行くの自体が愉しいです

猟師さんからたまに ”気をつけてね” といわれますが
犬達が獲物をどっちへ追い込んでいるのかもわからないし
ましてや藪で発射された鉄砲玉をどう避けたらいいのかわかりませんので
ちょっと困ったもんです
Posted by m&M at February 08, 2015 13:10
こんにちは♪
山や森は楽しいですね
猟犬が一番怖いですね
Posted by サトハハ at February 08, 2015 09:57