January 29, 2015

與瀬のうらやま

EH200 ブルサン


相模湖駅の駐車場に車をいれて線路脇の道を歩き始めた


駅の車寄から繋がる近代的だけど小ぶりな駐車場に車をとめて 靴を履き替えたり 上着を着替えたりしていると
轟音と共に EH200 のエンブレムを付けた 見るからに重連と思える電気機関車が長い貨車をひっぱって直ぐそこを通り抜けていった

近頃の機関車といったら これもまた他の多くのモノと一緒で趣がなくなったなあと
しかしそう思いながらも
不覚にも自然とカメラを構えて2度3度とシャッターボタンを押していた

若いもんに言わせれば その感覚というのは ”年寄りの近代物アレルギー” なのだと云われるに違いない

でも 実際に自分が上野駅や久喜あたりの田んぼへ赴いていた頃に出会った あの心躍らされるような意匠をまとった機関車や列車は
誰がなんと言おうととっくの昔に消えてしまったのだ

ともかく 列車の話を長々するつもりはないので簡潔に済ませるが ”二重連風?ってのが気に食わないね”

與瀬神社與瀬神社


もっと違う列車が通らないかと 
そんな期待を抱きながら線路脇の小径を歩いて與瀬神社を探しながら山のほうへむかった

すると意に反してお寺が現れる 別にお寺が悪いわけではないが 神社があるはずだろ?と



間違いようがない道なので 構わずそのまま進むと本堂らしい建物とお墓の間に鳥居がみえた
、、、、、どうやら道を間違えてはいなかったようだ


急な石段を登って與瀬神社の境内へお邪魔すると
鎮守の森に囲まれた其処は 広くもなく狭くも無いこぎれいな境内だった
そして本殿の脇には神楽殿があった

列車のあの話も良い思い出だけどコレもまた、、、

子供の頃 近所の神社でよくお神楽を観た 
勿論意味が判って観ていたのではない
ただただ眺めていたのだ
それも 屋台で買った酷く赤いスモモなんかを舐めながら
当に馬鹿面こいて眺めていたのである

そんな少年の頃の思い出 そんな懐かしい心もちで満たされつつあった付き人であった

が 犬にはまったく知ったことではないらしく
傷みが激しい神楽殿を前にして
しばしその良き思い出に浸っている付き人に
なんの思いやりを見せるでもなく その犬は力任せに引き綱を引っ張るのであった

相模湖

犬に引かれながら神社のうらやま(勝手にそう思っている)へ進み入る

やや登ったあたりで相模湖と その向こうの石老山が綺麗に観えた

其処は風裏で 陽があたって暖かだったので
10分も登ってきてはいないけど 今日は此処まででいいかなと犬に提案してみたが
冗談だろとでも言いたげに ほんの一瞬こっちに目をくれただけで
”ヤイ きょうは なんだって何時までも綱を放さないんだよ” とでも訴えているのだろう

またしても犬は さっきよりもさらに強く付き人を引きずっていくのであった

大平

何処まで行っても
水戸黄門でも歩いているんじゃないかといった
そんな雰囲気の道だった
例えばソノ先の杉の木の上に忍びが隠れていても全く驚かないよね
とまあ そんな例えが判るかどうかは知らないけど
ようするに 昔懐かしいテレビの時代劇なんかに出てくるような
とにかく そんな道だった

こういうのが好きか嫌いかと問われると ”嫌い” と応えるしかないけど
古きよき中世の時代を歩いている自分を想像しながら歩ける 
そんな古びた街道だとよ云われてみれば(誰にも言われてないけどね)
なるほど、、、、といった趣を感じないでもない そんな道だ

zoe空想なんて 直ぐに飽るんだよね

でも そんな空想に飽きた頃
突如として 広葉樹の葉が落ちた明るい尾根道に乗っかった

付き人 ---- 仮に此処からはスケさんとしときましょう ---- も喜んだけど
ご隠居 ---- 犬がその役になりますが他意はありませんのでご理解を ---- はもっと喜んだ

陰々滅々って言葉は全く失礼な感じなんだけど
ここまでがちょっとばかしがっかりな感じの暗い道だったのは確か
だからそんな道から解放されたって意味でも ほんとに嬉しかった

だけど そんな歓喜も長くは続かなかった

落ち葉が素敵なその道だけど なんとそこは風が吹き抜ける尾根だった
だからそこでお茶を淹れたり
お湯を沸かしてちょっとした温かい食事でも摂ろうかといった
そんなことむいている場所でもなかった 残念だったけど


zoezoe

スケさんはご隠居に提案した ”大急ぎで大平まで戻って貝沢伝いに下りましょう” と

ご隠居はポカンとしていたけど 沢伝いに戻れば風も避けられるし
うまくいけば 何処かにぽっかりと陽の当たっているところが見つかるかもしれない


結局はそんな素敵な場所に巡り合うことはなかった
でも沢沿いの道は 植林の尾根道よりも静かでなんとなく落ち着いた感じがして心地よかった
といっても やっぱり植林の中だったんだけどね

zoerails

沢を下りきって
林道のゲートをくぐると甲州街道に出た

ここへ出てくる事はしってたけど それにしたってここが終点ってのが判っていても 
これはちょっとねえといった終わりだった


余談ですが そこには(終点)ラーメン屋さんがあるんだけど
そこは例のあの ”日本一まずいラーメン屋” って看板があったところですよ
今は看板が変わったのか それともお店自体が変わったのか
何れにしても以前のバージョンの時に入ったことがないので
それは永遠に謎のままですが、、、、


テーマは ”近場で目に付く南向きの尾根を歩いてみたら” はそんな感じの道だった 終わり
(17/dec/2014)

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この記事へのコメント
ほんのちょっと矢の音まで往復しただけですが尾根道はいいかんじでしたよ
ぎゃく方向は 途中で林道が横切っていたりするみたいなので
ぶつっと気持が切れるかもしれないですね
いずれにしても そっちのほうへは行ってないので
実際に歩いてみないとわかりませんが

そうそう 
いくらお得意さまの言いつけとはいえ天下の往来で女装は出来かねます
自分でやってください きっと愉しいと思いますよ
Posted by m&M at January 30, 2015 14:10
むしろうっかり八兵衛でしたね。

陣馬に行くのに使おうと思ってた道だけど
そういうとこなら止めとこうかな。
いずれにしろ偵察してくれた弥七さんには
感謝しています。

今度は由美かおるでお願いします。
Posted by cozy at January 30, 2015 12:32