November 03, 2014

エクストリームてんぷら 伝付峠編

縦長ザック


”エクストリームてんぷら エクストラ-供鼻ヾ傾


てんぷら隊はままつ隊----

紅葉を眺めながら
崩れかけたやま道を辿り みなんで伝付峠へ上がった
峠のテン場で盛大に鍋を囲むために

伝付峠⇔新倉


伝付へは内河内川沿いに付けられた登山道を行く
昔は伊奈街道と呼ばれていたそうだが
今はその街道も 新倉〜伝付〜二軒小屋間に道らしい道が残るだけで
その先の三伏へと続く道は 痕跡さえも幽かになっているらしい

もっともココは電源開発の為の点検路があったから道が生きている訳だけど
まあ どんな理由であれ 昔道の その名残を辿れるのはありがたい気もする 

spinZack35F
昔々 はままつくんとよくこの辺の沢で釣りをした
そしてこの峪川もその中の一つだった
いつもそのシーズンに一度くらいはここへ来て そして大きないわなを釣った そんな思い出がある

最初に来たときは この道が信州と行き来するための昔道だったなんて夢にも思わなかったんだけど
あの時も含めて 釣に行くと こんな捨てられた道(ここは忘れられた道じゃあないけど)を偶然だけど知る事になるコトが多々ある

調子よく釣ってるときはそうでもないが それほどでもないときなんかはそんな偶然の確立が格段に上がる
たぶん それだけきょろきょろしてるんだろうと思う
そう 釣の集中力が切れると やたらと辺りが気になるたちなのである

それで気持ちが切れた合間に昔の炭焼き小屋の痕跡やら埋もれた造林小屋の跡を見つけたりすると
警戒心よりも好奇心が勝る で 恐る恐るそっちの方へ行ってみる
そしてソコへ来ている道や ソコからさらに奥へと続く踏み跡を少しだけ辿ってみるのだ
ほんの短い時間だけど ちょっとした探検気分で軌道を逸したりね








幸いにも 未だに釣りは愉しい が 今ではそういう脱線状態のほうが面白いと感じるコトがあるのも事実

そんな痕跡を見つけた日の夜は ウチに帰って直ぐに色々調べてみたりもするんだけど
最近はネットで簡単に調べが付くので そういう意味では便利で助かるなあと思う
反面 あまりに簡単簡潔に結論がでるのがかえって良くないのか
せっかく調べた事をそっくり綺麗さっぱり忘れたりもする
なので コレはコレで考えものだとも思う


ネットに頼る前はというと
地の果ての小汚い民宿や 入るのに少々勇気が必要な食堂とかに飛び込んで
そしてソコの主人から話を聞いたりするのが精一杯だった
まあ大抵の山里の商店の主人は釣りをする方が多かったし 地元の山にも詳しかったから色々と愉しい話が聞けた

それ以外の方法といえば地形図だった
いかに楽をして核心部へ向かうコトが出来るか、、、そんな想いで何時間も地形図とにらめっこしていた
で だんだんと妄想が膨らんでくると するとなんとなく天国へと続く道が見えてくるのだった
まあ 大体のそれは幻覚みたいなもので 実際に行ってみるとその先は奈落という事が良くあったけどね

-----ナベ子&FREELIGHTSナベ子

そんな昔道に沿った釣り場の話に戻るけど

とにかく話は暫くぶりにここへ釣に来たときのことだった

伝付へ向かう登山道の入り口に差し掛かると いきなり広大なアスファルトの道が現れた
道幅ときたら調布辺りの甲州街道くらいはあろうかというくらいの そんな豪勢な道だった

またまた大げさだな と思われるかもしれないけど
本当にホントだった
実のところ そこには甲州街道を切り取って持ってきたんじゃないかと
そんな風な広大で場違もいいトコって感じの立派なコールタールの黒い道が敷かれていた

確か、、、ココが車止めだったよねと思われたはずのその場所は
幽かな面影すらもなく 
郊外の大きな通りによくある立体交差の橋脚の一部のようにコンクリーで固められていたのだ

そんな風であるからして さあて何処に車をとキョロキョロしていると
どこからともなくひたすら腰の低いヘルメット姿の工事関係者が現れ
そして彼はボクらを丁寧に駐車スペースへと誘導してくれる 
そしてその案内人は次に向かうべき登山道の入り口へのエスコートも決して忘れなかった

思えばそれが 初めて目の当たりにした リニアモーターカーの大工事現場だった

あれから何年経ったかは覚えていないし
あの時に何年ぶりにあそこに行ったのかさえも覚えていない
おまけに あの時いわなが釣れたのかどうかすらも それすらもまったく記憶がない
いま思うと あの時 思ってもいないタイミングで突然現れたリアルな現実
あれが子供心に相当なショックだったんだと思う、、、、、(子供ではなかったけどね)

急登-----休憩

そんなショックな事以外にも ちゃんと良い思い出だってある(いい思い出があってもあのショックは消えないけどね)
その中でも最初に来た時の記憶はいまでもホントに鮮明だ(この日 はままつくんに ”アソコ越えたよね” って聞いたけど 彼は覚えてなかったけど)
 
あのときは無手勝流よろしく 
わざわざこっちの田代川発電所へと続く沢の左岸に残った廃道を辿って
途中適当な尾根に取り付き一山越えて内河内川へ降りた
なにもあんな無理をしないで 普通に滝場に付けられた快適な道を行けばよかったのにも関わらず

しかし あの時は あの藪を山を登っている時は 確かにボクらはショートカットしているつもりだったのだ
でも 現実はそんな理想(妄想)とはかなり違っていて 蛇行してる美しい滝を眺めながら川沿いの道を行ったほうが遥かに楽で愉しいかった(に違いなかった)

地図上では発電所側から乗越たほうがより直線的で近道なように見えるが(冷静になれば見えない)
実はあの高低差はあの蛇行をしても尚お釣がくるくらいの差があったのだった

<とにかくそんな軽率な行動ばかりだったけど あの頃はそんなコトが愉しくてしょうがなかったんだからしょうがないよね>

そうやって無駄な大仕事の末 無事に峪底と思われるトコロに降り立った
そして汗まみれの顔を流すために二人は沢へと走り寄る

するとソコにはなんと釣師が一人居て その釣師は今当に棹を継ごうかというところだった

ボクらは思った ”ああ万事が休すなのかと、、、”

しかし そうはならなかったのが良い思い出の良いところである

その人は ”おまえら何処から来た” と開口一番
そういわれ正直に ”アレヲ越えて” と半拍もおかずに応える

すると なんとその人は先を釣っていいと言ってくれたのだった
良い日に良い人に出会うと釣果も良いに決まっている
そう その後の展開はいうまでもなく満足いくものだった 二人ともに大きないわなが釣れて、、、

そんな美しい滝の渓が次第に崩れ始め そして自然と足が遠のいた
そしてリニアの大工事 さらに台風がやってきて滝場の道は崩壊していったらしい
 
渡渉点渡渉点沢沿いの道

そんな おもひでいっぱいの崩壊した内河内の道を辿って峠に向かったのだ

先ずは 発電所脇から沢へ向かい
おもひでの廃道を左岸にみながら右岸を進み正面に見える崩壊地の脇に見える鞍部を目指す
どうやらソコが八丁峠というらしい
見上げるだけでかなりの高低差だというのが判り 見上げただけで嫌になった

峠なので登ってしまうと多かれ少なかれ下らなければならないコトになっている
西側からの道はけっこうな急登だったので 大所帯だというのもあってコノ角度で下るのにはちょっと不安があった
でも 東側に付けられた下り道は穏やかで そんな心配もただの取り越し苦労に終わる

そして三たび降り立った内河内川
そこは少々淵が埋まり浅くはなっていたけれど
それでも未だに美しかった

紅葉さて ここからいよいよ現実に戻るのだ

そして先ずは左岸の登山道へ取り付かなければ先に進めない
それにはこの美し内河内を渡渉しなければならないのだが
それがちょっとした関門だった
そしてこの行為自体はこの行程中に後二度か三度もあるのだと

釣をする者からすれば如何ってコトのない石を飛んで渡るといった行動も
それがあまりに ”非日常的動き” と感じる人たちからすると
それをして流れを渡るというのはちょっとした障害だったようだ
特に ”ナベ子” には 大問題と化す

まだまだ道中始まったばかり
仮に ここで誰かに沈没でもされては一気に士気が低下すると思ったので
再三靴を脱いで渡れと言ってみた が 誰一人それを聞いてはくれなかった

予想はしてたけどね







どうせ慎重に慎重を重ねて長い時間かけて渡るのだ
それを思えば 靴を脱いで 足を拭いて また靴を履くくらいいの時間が一体どれほどだというのか
良い休憩にもなるのに

でもやっぱり面倒クサイんだろうね

皆 慎重に 時間をかけて傾いた梯子を這って渡ったり 細い一本丸太をプルプルしながら渡ったりしていた
まあ 見てる分には面白かったし ナベコを除いてはみんな楽しそうだった

保利沢の出合で一心地
時間もちょうどお昼時だったので大休止
朝にはどんよりしていた空も この頃にはすっかり雲も飛ばされて青空の好天に

mushroom------がま

-----xgk-------

そしてまた沢沿いを辿る

---------

ようやく沢沿いの道が終わると
今度はカラマツの林の中へと登っていく道になる

sapporo山葡萄

そしてまたちょっと昔の痕跡が見られたり
山葡萄が手の届くところにぶら下がっていたり

唐松林給水雲
















とにかく あとはそんな穏やかで陽当たりのいい道を
ひたすら紅葉の森の中の道を黙々と登るだけだった

峠の少し手前で水を汲んだ 鍋用に 炊飯用に それから明日の飲み水用にも
皆が2リットルか3リットルか 多い者はもう少し運び上げた


幕営

これはたかはしくんらの天幕
この隣にもう一張り

テン場

で こっちがボクとはままつくんのダブルルーム
奥のはナベ子のシングルルーム

全部で4張り

ここならもっと張れるから
こんどはもっと大勢で来てもいいね

途中で誰かが川に落っこちてもいいような真夏も楽しそうだし
来る間にいわなも獲れる

雪が付いた頃も雰囲気がよさそうだ
などと、、、

夕飯

そんなこんなで

いよいよ鍋を囲む夕べの始まり、、、、は タコを切るから始り

鶏団子を落とし込むへ そしてさらに深みへと、、、day 2 へと つづく

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