July 06, 2014

やまめつり

rod , reel and pack

春もまだ浅い今年の四月 久しぶりに西荻タケシくんと二人でやまめつりへいった



うらやまを散歩しながら犬に話かけていた ”この後つりでもどぉ?” って
そしたらその会話をどこかで聞いてたみたいなタイミングで あの人から電話が、、、

下降
もう随分と経つが彼は潔くも車を売り払ってしまった
なので あのヒトが早朝にボクを迎えにくる事はもう叶わない
もっとも前の日にレンタカーでも借りておけばそれも可能にはなるが
まあそれはあまりに現実的な話ではない

そんなだからボクが彼を迎えに上がることになったと云うのは極自然な流れだ

といっても彼の住まいは都心の近代的なコンドである 
そしてボクの家は都心からだいぶ外れた どちらかというと田舎寄りの街 そして昭和の木の家

そう お互いの間にはそんなサウザンマイル程の距離感と価値観の違いがある
(別に彼はボクの彼女じゃないからいいんだけど)

そんなわけなので 
朝の通勤時間帯に彼の住まいのある都心までボクがノコノコ迎えの行くのと云うのも正直ちょっと面倒だ
おまけにこれから釣に行こうっていうのに
  [ せっかく田舎の方に居るのに ]
一旦都会へ赴くというのもなんだか非現実的な感覚でもある
というかまったく効率的じゃないしね、、、いや そんなのなんかは もうなんとなく罪悪感さえも覚えるくらいだよ、、、。


そこで さあて如何したものかねと

実は彼は寝起き そしてボクは散歩の途中ときてる
釣にでも行こうかと言う事意外にお互いに計画はおろか 次にどう動くかも頭にない(頭の片隅にさえね) 
でもね 唯一つ あの辺へ行こうということだけは最初から決まっていたんだよね(ほんとに)

そんなわけなので一旦電話を切ろうという提案にお互い頷いて(たぶん向こうも頷いてたはず) で現にそうした

三十分か一時間後かは忘れたけど
とにかくボクが散歩を終えて家に戻って ”釣いくんだとすると、、、” なんてぶつぶつ言いながら荷物を集めていると
すると間違いなくイタリア製の洗面台で顔を濡らし 豚毛の歯ブラシかなんかで歯磨きを済ませたに違いないタケシくんから再び電話が、、、

そしてカクカクシカジカ、、、と緻密な計画が、、、

結論からすると
都会の彼のコンドミニアムと我が家の中間くらいにある鉄道の駅で待ち合わせすることになった

ああそうそう 待ち合わせの為の緻密な話し合みたいに言ったけど(言ってないかな) 
そんな言い方はちょっと嘘っぽいかな
確かに話し合いはあったかもしれないけど 緻密っていうにのとはだいぶ違うかな

でも あの朝ボクが犬の散歩をしていたら彼から電話がかかってきたのはホント(犬が証人)
 ”釣いきません?”  ”ああいいねえ、、” ”で どうする?”
で そんでそのときに一度電話切ったのも作り話なんかじゃない
それから 彼が都会のコンド住まいだとか ボクが郊外に住んでるとかいうのもホントだ
 
んん、、、そんなことより
都心だからとか 車を持たないエコな暮らしだからとか そんなことは釣の話にはまったく関係ないことだよね
そう 今コレをタイプしながらなんとなくそういう事を思いつくがままに打ってはみたけど
こんな事だらだら打ち続けてもねぇ、、、、。

だからね とにかくそんな平和な朝に突然つりの約束をしたと 
でそれが ”明後日ね” とか ”来週くらいはどうかな?”
なんて先のこととかじゃぁなくて あと一時間後か二時間後に待ち合わせて そしてボクらのあの心の峪へ向かおうって
そんな気持ちのいいくらいトントン拍子の展開だったって事なんだよね いやホントに

釣師
何処へ迎えにいったのか気になる人もいるかも知れないから一応ちゃんと書いておこう
いないかもしれないけど 念のためって云うでしょ

あん時は確かに国立の駅前だった、、、んん間違いない
あの駅前の広くて真っ直ぐな通りの端っこで 
(アメリカ人みたいに云うけど) ”マックダナーズ” のペーパーバックを持って彼は立っていた
ルックサックはグレゴリーだったね ウチで売ってる軽いのとかじゃなかったのは確か
そっ グレゴリーに間違いない

彼に会ったのはホントに久しぶりだったんだけど
彼は相変わらずモッズ風のヘアスタイルで、、、、、だから ”ヤア ウェラー” って挨拶したら嬉しそうにしてたよ
体格もやぱりほっそりしているしね


彼が荷物を放り込んで助手席に乗り込んできたとき ボクはいきなり忘れ物に気がついた
ルックサックと棹が見当たんないなあ、、、、なんてね

仕方無しに家まで戻ったんだけど、、、仕方無しじゃあないね 必要に迫られてだね

とにかくあの時に ウチまで戻ってなんやかんやってやってる間にも
世の中はドンドン動いていっているって事を 実はこの後思い知らされることになるんだけど
とにかくあの時間がどんなに無駄で余計だったってことは間違いない
それにあれは まったくもってボクのせいだ ほんとに
いやぁボーンヘッドっていうのはこういう事なんだね

あんなに遠回りしてたどり着いたのに それなのに車止めには誰の車も無かった
幸いにしてね
でもね たとえ車止めに他所様の車が無いからっていっても 
その沢に釣人が這入りこんでいないなんて絶対にそんなことはないんだよ


あの時のボーンヘッド、、、ホントに悔やまれるよね



だけど そんなことよりも峪の雪渓が素晴らしく完全な状態で、、、、

雪渓

上流へ行く程に残雪が迫ってきて
そしてとうとう雪が峪を完全に塞いでいでしまった

二度くらい右岸をへつって先を目指したんだけど
結局この峪は諦めることにした

ボクらの幾らか先を遡行してる人もいるみたいだったし(例のボーンヘッドのせいだね)
それに なんといってもこの雪渓だし
おまけに雪に押し出された倒木や枝葉でそこいらじゅう雑然としていて
見るからにまだまだそんな季節じゃないんだよって感じだったからね

大体こんな状態じゃ やまめだって上なんて見ちゃいないだろうよ





それにしてもこの峪でこんなミニュチュワとはいえ スノーブリッジをみたのは初めてだ
普段なら四月も半ともなれば少しは体力を回復したやまめも居るはずなんだけど
どうやら今年のあの雪はそんなやまめの春さえも遅らせている様な そんな感じだったね








ボクはここから左岸を攀じって辿道へ上がることにした
彼は素直に沢通しで下ると
そう 愉しみ方は人それぞれって事

みつばつつじコロ

辿道にあがると 途中のがけ地に生えていたミツバツツジが綺麗に咲いているのがようやく目に入ってきた

正直がけ地の真ん中から最後の登りにかけては後悔のしどうしだったんだ
辺りの景色を フムフム と愉しむどころの余裕なんてまったくなかったしね
こうして無事に道に上がって初めて、、、、、、ああ花が咲いてるって いやまったくそんな感じだったんだよ


でね その釣道というか辿道だけど
ここいら辺の檜やらの世話が一段落したてしまったみたいで
やたらと岩がごろついていたり 山側の土砂が落ちてきていたりで 
ただでさえ粗末な道なのにさらにお粗末さを増していたって訳

どうやら向こう数年はあまり手を入れるつもりもなさそうだね
ホントのことはわからないけど なんとなくそんな気配がムンムンだったね

つり人にしてみれば 容易に辿道を使って奥へ入られることも少なくなるので
それはそれで好都合なんだけどね


峪を下りながら道々そんなことを考えてた

ぱっと明るくなると本流が見える でそこが振り出し

さてこれから如何する、、、なあ コロ。

esbit stove飯盒炊飯

飯盒炊飯
結局隣の峪へ向かった

で 先ずはと平たい場所を見つけて昼飯にした

最近はろくに釣もしないで飯盒で飯を炊いたりと
なんだかこうやる気があるのか無いのかわからない
但し
ここでいう釣もしないでっていうのは 
釣ってる時間がみちかいってことで 魚が釣れないって事じゃないんだよ
そのあたりは大事な事なのでコレだけはちゃんと吹いておかないとね


飯が炊けるにおいは堪らないよね


ウチでも数年前に引越したのを機会に電気炊飯器というのを捨てたんだけど
以来土釜で直火の飯を食っている
この飯からはもう戻れないね 

確かに手間はかかるんだけど
でもね 
それとて時間にすればたったの五分か十分くらい余計にかかるか掛からないかなんだよね

で メスティンで炊く飯だけど
それに比べればもちろんあれだけど 
峪沢で炊きたての飯を喰えるなんてね
いや これももう後へは戻れないよ 絶対に


たけしくん
ろくに釣りもしないで飯喰ったり
お茶したり


だから そろそろ始めようかって

でね だいたいこうやって飯を喰った後くらいから
ポツポツ釣れだして 
で やまめもコッチもだんだんと本気になって行くんだけど
どうもこの日は違ったみたいだった

まあそんな日もあるんだよ
だってまだようやく春がやってきたばっかりだから

そうそう
こうやって意味もなく岩をよじったり 気配の薄い壷へ毛鉤を落としてみたり
なんとなくそんなことができただけでも愉しいって 
確か誰かが言ってたよね


だけどそんなことってぜんぜん信じられないんだよね いつもは

でも まあまんざら全部が嘘だって云うことでもなさそうだってこともわかったかな
とにかく今日のところはそんな気にもさせられたってことで
そういうことにしておいてもいいかな きょうのとこはね

ああでもきょうは久しぶりに再会したタケシくんと釣りしたのが、、、んん きっとそうかもね

rod and reelさんぽ

次ぎはいつ一緒に釣にいけるかわからないけど
また行くことがあったら また此処へ行こうかね
ねえ西荻くん

2014 , 4 , 15 小さくて暗い峪沢で

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この記事へのコメント
あっそ 五月の二十日くらいにいったけど
踏み潰しちゃったかなぁ
気がつかなかった
Posted by ふらい麻呂 at July 10, 2014 15:08
あの後。連休の前くらい。
Posted by 西荻麻呂 at July 10, 2014 14:44
いつ?
あの日?
Posted by m&M at July 10, 2014 12:43
わたしあの谷にスコットのティップを落としてきました。探しておいてください。お願いです。
Posted by 西荻フライまろ at July 10, 2014 08:27