December 27, 2013

笠取山は、、

MSR GK stove


笠取山はとても容の整っているやまだ
(日程 9∼10 dec 2013)


ボクのなかであの山はそんな印象のやまだった

それは 雁峠のベンチから
犬と一緒に眺めたあの山の容が いまでもくっきりと頭のなかに焼き付いているからだ

hikergregory gravity

我が家ににとってはとても懐かしい山里 nero rio を連れて何度も通った 一之瀬

そこの集落にある野営場を左に見ながら更に林道を進む
道沿いに幾つか登り口があるけれど 一番奥の作場平橋の小さな広場まで行って車をとめた

この日は 去年の秋に北岳の肩ノ小屋のテン場で一緒だった 津田、白井両氏と一緒だった

歩き始める前に 再三水の心配をするボクにむかって津田くんが ”大丈夫です上に水はあります” と太鼓判を押す
ホントに大丈夫なのかやや心配ではあったが 多摩川の源流に沿ってあるくのである
いくらなんでもねえ、、、それくらいは信用してもよさそうだったので今回は彼の言葉を信じてみる事にした


古臭いがっちりとしたルックサックがちょっと重い
使い古した靴 軽めの縫い靴ではあるが これもやはりずしりと重い
想い入れのある道具というのは 見た目以上に重いのである
なんたっていろんなモノが入っているからね

車の荷台から靴を下ろしていたら ”なんすかソレ木靴ですかぁ” と津田くんが言う
おまけにヨレヨレのフリースも発見され まるでアポロ時代の代物を発見したかのようにからかわれる

木靴然としたモノが いきなり21世紀モデルの 4x4 の荷台から転げだし
その場が一気に盛り上がる が 身支度は一向にはかどらない、、、、


相変わらずのノロノロ準備もようやく整い 各自それなりの想いを背負って歩き始めた

笠取小屋

いくつも沢を跨いで行く
その度に水汲まなくていいのかな? なんて思うので自然にそれが声となり津田くんにその声が届く
 ”大丈夫です”
そんなやり取りを三回 四回としているうちに あっけなくも小屋に辿り着いた

果たしてその ”水” の件は本当にほんとうであった

小屋の脇を少し下ると沢水が沸きだしている
おまけに二箇所も
もう少し寒くなったらどうなのかは不明だが これならそう心配する事もなかろう
そのくらい安定した水場がそこにはあった

それにしても 水が手に入るというのはホントに有りがたい
特にテントなんかを担いで歩いている時なんかは別段の喜びである

単純に荷物の重さが二キログラムは違うだろう
いや心細さを打ち消すには三キログラムくらいは必要だろうか?
とにかく全部背負い込んだ後の 追加の二、三キロ これはおもっている以上に辛い
(後々ずしりと効いてくる)
まあ今回に関して言えば 軽くて済んで良かったねという話であるが、、

とにもかくにも
ボクラはこの日の行程の半分をあっという間にこなして
いま ココでダラダラお昼を食べようと 水を汲み 火を焚いて 湯を沸かそうとしている
普通は遠くに富士が見えるらしいけど ちょっと見えないなあ、、、とかいいながら

笠取小屋テン場skaterpeeping through

昼飯が済んだので幕を張る
真ん中でキャンプファイヤーでもやる様な感じで 三張りのテントでそこを囲むように張った
勿論実際に盛大に焚火を焚いた訳ではない、、、、決して。

hikerfreezing!


飯を喰ってテントも張り終えるとするコトがなくなった


なので 雁峠と笠取へ行って見ようと云うコトになった


でも ”そんなの明日でいいんじゃね” とは思ってはみたが
このまま何もせずに飲んだくれてゴロゴロしているには
それにしては早すぎる時間だった
なので この時はその提案に素直に従った

雁峠は風が強くて寒かった
白井くんと津田くんがベンチに腰掛けて寒そうにしているのを
少し離れたとこから眺めていたら 家の犬の事を思い出した
別にあの二人がウチの犬に見えた訳ではない、、、たぶん。





だいぶ前になるけど まだ rio が元気だった頃
よくこの界隈へ連れ立って出かけた

奥の方にある甲武信ヶ岳へは秋から冬そして初春にかけて それこそあの犬と共に何度登ったことか

甲武信から東へ尾根伝いに行き その先で少し南に下る
とそこが ここいら辺である
そしてまた東へ向かうと丹波のでんでーろへと足を延ばせるのである

その間を 幾度にも分けて 青梅街道側から支尾根に取り付き
そしてその先へとつづく山頂と思われるところへ上がった 
たまに そのまま横へ移動して幾つかピークをハシゴしたりもした
そんな風に あの長い尾根をとぎれとぎれではあるが一緒にあるいたものだ
だからあの山域は自分にとってとても思いいれ、、、想い出深い山域である

しかしながら あれほどに足を運んだにも関わらず
とうとう笠取から剥げ岩までの間を一緒に歩く事もなく rio は一昨年の夏に永眠してしまった

そこに今こうしてコノ二人と一緒にココに立っている
とても複雑な心持で、、、
別にコノ二人と一緒に ”おもひでの峠に立っているのが嫌だ” というんじゃないですよ 誤解のないように

分水嶺

あまりに寒いので次へ向かう 次はというと笠取である
その笠取との間に この分水嶺がある
正確には ”小さな分水嶺” だったか たしかそこにそう書いてあった

ascentdescent

笠取へは防火帯と思われる広く刈り取られた斜面を登る
遠目にはいいが いざ取りつくとその道には雰囲気とかは無い

この山の頂上からの展望はすこぶる良いようだけど
この日は天気が下り坂と云うこともあり すっきりとした遠望は得られなかった
それでも エフェクトをかけたような富士や周りの山が
ココまでの道のりとは違い くっきり眺望とはまた一味違う 雰囲気のある景色が楽しめた

で 景色も楽しめたので さっさと下るのである
男三人ならんで 何時までも ”きれいだね〜” とか言ってるのも変だから

MSR GK stove

テン場に戻ったら夕めし

おもひでの一之瀬界隈へ来ているのである
ルックサック 縫い靴 ときたら 火器もそれなりのモノを運び上げる必要があるだろう

だから GK を持ってきた 
XGK でもよかったかなと思ったが それではダメなのである
何故駄目なのかは自分でも良く判らないが とにかくダメなものはダメなのだ
そうなると燃料の入れモノも sigg じゃなきゃなとか そんないちいちめんどくさい事になってくるが
コレにはコレをといった自分なりのセットが存在しているのから仕方がない
 
それでもさすがにポンプだけは妥協した(せざるを得なかった)
何故かというと 黄色のポンプはそう幾つも持ち合わせがナイのである

このポンプはよく割れるのだ プラスティックだから仕方がないが ホントに直に割れる
よく覚えてないが四つや五つは壊れたのがウチにあったと思う それにしても壊れ過ぎだな
だから黄色のは持って来れない アレが壊れたらとても悲しいからね、、、


そんな大好きな火器を使って 
轟音轟かせてお湯を沸かす

みんなが用意してきた火器の生命反応までもをのみ込んで、、、、

お隣の津田式ジェットボイルなんて ”点いてるのかどうか判らん” とかいって何度かヘッドを覗きこんでいたけど
あれはホントに消えてたんだと思うよ
なんたって貝の汁が直撃してたからね
でもね そうやって彼は いつもなにか愉しい想い出をこしらえてくれる イイ人だよねホントに

撤収霙

朝早くに起きた時は星空がきれいだったけど
朝飯を喰い終わる頃くらいから雪が降り出した
それも はらり はらり なんていう 
こんなワタシでも情緒なんて言葉が飛び出してきそうな感じではなく
普通に斜め上から吹きつけてくる雪だった
それもちょっと湿ったヤツで、、、

思えば昨日 彼らの提案に従ったボクは正しかった
彼らの提案が正しく偉かったともいえるが 
従ったボクはもっと正しく勇敢だった まあ コレもやっぱりどうでもいいんだけどね

さあ帰ろう まだ朝だけど さあ!


おもひでの笠取山界隈にて 
おわり

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