July 04, 2013

backpack の防水について

spinnZack35F and 50













お客さまからの質問で ”spinnZack は防水ですか” とよく聞かれます


ではその答えから 
  ”いいえ 防水ではありません”
何故ですか?
  ”必要ないからです”



”どの位、何リッターくらい入りますか”
”何キロくらいまで大丈夫ですか”
上の二つに並んで多い質問が 
”防水ですか” です
季節的にも防水が気になる時期と言う事もありますので
この機会に説明と対策 そして宣伝を兼ねて the outdoor store nero 解釈のソレをぶち上げてみます

先日 fb 上で spinnZack 35 F と 50 の容量について書きましたが
此方の blog には未掲載でしたので末尾に転載しておきます
ご参考までに


それでは防水いきます!がその前に参考資料として画像をご覧ください

spinnZack35F and 50spinnZack35F and 50spinnZack50











画像は先日フィールドライフ(エイ出版)の取材の為 6月13日から15日の日程で南アルプスの楽園 両俣小屋へ行った時のものです

この三日間は生憎の天気でしたが ザックの対雨状況をあらためて確認するには絶好の雨降りでありました
 
一番上の画像は歌宿から約4時間弱(休憩を含む)雨の中を歩いてきた spinnZack の濡れ具合です
(* ザックカバー等は使用していません)

雨は降ったり止んだりでしたが 止んでる時間は全体の30%くらいでした
そんなわけですので大方は雨の中を歩いていたと云う事になると思います
雨の強さは1mm〜2mm程の時間帯が殆どで 時折それ以上と思われる ”やめてくれ〜” と言いたくなるくらいの強さになったコトもありました

三枚並んだ画像が到着後に 小屋の軒先で中身の濡れ具合を確認した時のものです
(画像をクリックして拡大して頂くと様子が判るかと思います)

spinnZack35F
此方の画像は荷物を全て出した後に
ザックを裏返しにして濡れ具合を確認したところです

本体のスピンネーカ―部では 薄っすらと水が染みている程度といったところでしょうか
ボトムのダイニ―マ部は生地の特性状 スピンネーカ―に比べるとやや水を含んていた感じでした

この程度の濡れをどう受取るか?
それは人それぞれに違うでしょうから一概に問題が無いとは言いませんが
ワタシ個人の感想としては 特に問題無いといったところでしょうか、、、。



以上が普通に歩ける程度の雨の中を カバーを付けずに一行程分(やや短いですが)歩き通した時の結果です

spinnZack35F spinnZack50 共に八割程度詰め込みました
重量はそれぞれ 約10kg 前後といったところでしょうか
歩行区間と時間 歌宿〜北沢峠〜野呂川出合〜両俣小屋 約四時間

ご参考になれば幸いです



それでは ”the outdoor store nero によるザックの防水不要論” 核心へ、、、

ナイロンという生地
現在量販されているほとんどのザックの素材はナイロンまたはそれに近いものがほとんどです
このようなザックに使用されているナイロン生地というのは 種類にもよりますがもともと強い弱いは別にして撥水性があります
おまけにちょっと加工してやると(撥水スプレーをかける アイロンをかける等)その撥水性が驚くほど高くなり
ちょっとやそっとの雨では直に生地へ水が滲みこんでしまうということもありません
仮に濡れて滲みたとしても 保水力そのものもがそれほど高くありませんので 
中に入れた荷物への水移りも少ないと思われます
また濡れた場合にも重くなりにくいと言う訳です
これが先ず一つ

対策をしておく
それでも雨は降ります 
お客さまに対して何時も言っていることですが三日に一日は雨だと思ってくださいと

その為にも パッキングの時にザック内の雨対策(水濡れ対策)をしておきましょう
方法としては 昔から多くの山屋さんが継承し続けているビニール袋を使うという手段が簡単で確実です

手順としては 持っていくザックと同じか もしくはやや大きめのビニール袋をザックに入れます
そうしておいてから スタッフサック等に小分けした荷物を詰め込んでいきます

こうしてやれば アナタのザックに”あっ”という間も無く防水機能を持たせる事ができるというわけです
(ビニール袋は滑りもいいのでパッキングも楽です)
(テン場や小屋に着いた時一気に中身を取り出せます)
(ビニール袋分の重さを心配している方、、、そんな方いませんよね 知れてますってそんなの)

日帰りならパッキング時に仕込んだビニールだけで十分ですが
泊りの時はビニール袋の予備を二枚くらいは持って行きましょう
もし防水壁が破れた時にも備えさえあれば安心ですよね
それにこのビニール(要はゴミ袋なんですが)袋 コレが意外に活躍したりもしますので(尻に敷いたり 荷物を置くときに敷いたり)
どうぞ騙されたと思ってエマージェンシー袋に常備しておいてください

とにかくそうやっておくことで 背中の荷物の事などに余計な気を使う事もなく 雨の中を悠然と歩き通せること請け合いです
(とはいえ雨は嫌ですけどね)

以上の二点が防水不要論の代表的屁理屈ですが、、、
だったら最初から防水された 又は防水生地で作られたザックのほうがいいのでは?
とそう思った方も多いのではないでしょうか

確かに一度パッキングした荷物を目的地まで絶対に解かないのであれば
間違いなく防水性のあるザックの方が有利(不利有利と言うのも変ですが)です
それから沢登りなど ”行程中に必ず水をかぶるか濡れる”を前提とした用途の場合には 防水ザックが有利と言うより必要となる場合が多いでしょう

ですが一般的なハイキングやトレッキングではどうでしょうか
途中でパッキングを解かないと云うのはちょっと考えられませんよね?
それと水をジャブジャブ浴びながらトレイルを歩くと言う事も そうはあることじゃないでしょう

ジャブジャブ歩きが仮にあるとします 
でもそんな時には あなたは間違いなく計画中にその事を予測している訳ですから
当然防水のスタッフサック等で 濡れてはいけない荷物にはそれなりの対策はとっているはずです


注) ここからは防水生地を使ったザック もしくは完全防水ザックへの攻撃ともとられるかも知れませんが、、、(そういった意図はありません 絶対に)

所詮はヌノキレですから穴が開くことも
たとえ完全シーム処理されたザックでも 穴が開いたら水が入ります
だから防水ザックを使う時でも パッキングする時にドライサックとかに入れてますよね
保険をかけるといった意味でも
だったら、、、別に防水じゃなくても同じ そう一緒ってことになる訳ですよ

そう言った意味ではザックカバーも同様です
ザックカバーを掛けたとしても構造上背中からの滲みこみは避けられません
しかしカバーは表側(外側のポケット部分)の外付けした荷物を守ってくれますので
カバーを不必要とするかどうかは難しですね
でも(すみません否定ばっかで) ワタシはカバーも使いません(使う時もあります 荷物をデポする時とか でもコレも大体ビニール袋で代用しちゃいますが)


すこし戻って一緒でしょ!?の件について

”どっちだって一緒でしょう?” 二重にするなら!

そう一緒なんです 
要するに防水で無いザックであろうが フルシーム加工した完全防水ザックであろうが
どこからか 何らかの事由によって水が浸入してきてしまえば 中の荷物の行く末は同じと言う事です
 
くどいようですが 要は一緒という事です
一緒なら 防水じゃなくてもいいでしょう?


エゲツナイ話しですが 
防水生地は値が張ります
そして防水生地を使ったザックを防水製品にするには 
さらに縫い目をシーム加工しなければなりません
値が張るうえに手間がかかります なのでもう一回値が跳ね上がります
水の中を進まない限り それほどの恩恵は受けられないと云うのに
あと一つ パッキングする時膨らんじゃうでしょ?空気抜けないですからね
防水ザックじゃなくても膨らんじゃうんですから尚更です(これはちょっと攻撃っぽいですね)

要するに適材適所というやつです
防水か否かではなくて 防水が必要なのか否かですね
必要なら使う 過剰装備になるというならあえて使わない
これが結論です


ああ悪意は無い無いと言っておきながらなんですが
最後にダメ押しを

試しに色んなメーカーのザックが い〜っぱいぶる下がっているお店に行って聞いてみてください
”防水のザックはありますか?”って
さていくつお手元に運ばれてくるでしょうか、、、、

ホントの最後に、、
防水だなんだと色々書きましたが ザックの中身がジャブジャブになるくらい雨に降られたら どちらがどうという前に その山歩は撤退か中止です。
おわり



6月17日 caffe nero and the outdoor store nero fbより転載
spinnzack 35 F と spinnzack 50 の容量について

この両モデルの容量についてよく質問を受けますので
この機会にちょっとご説明がてら宣伝をさせて頂きます
(宣伝がてら説明、、、ですね)

基本的にはどちらのモデルも
モデル名が容量を現わしているとお考えください

35 はバックポケット上部2incくらいの位置までパッキングした場合
50 は本体と上部吹き流し部分の切り返し部までパッキングした場合
以上が大凡の目安です(あくまでも nero の見解です)

画像では 35F 50 ともに上部の吹き流し部分を伸ばして
ほぼいっぱいまでパッキングしています

この状態ですと 35F は約55L 50 は約70L ほどの容量となっていると思われます
(思われますというのも何ですが いつもそのあたりはアバウトなのでお許しください)

プラスa として
両モデル共にバックポケットが付いています(此方の50はバックポケットの脱着が可能です 画像は外した状態です)
雨具 傘 燃料ボトル 行動食 ウォターボトル等
行動時に出し入れの頻度が高いものを入れるのに便利です

さらに 35 F につきましては片側に縦長約50cmのファスナー付バーチカルポケットがつきます
此方は 釣棹 テントポール 三脚 フィザントレッキングコンパクト等
長尺モノの収納に威力を発揮します
本体とは別の気室となっておりますので全てのパッキングが済んだ後に
ポールを入れ忘れても大丈夫 あとから楽々収納可能です

次回は
容量に次いで質問の多い ”防水ですか” について説明させていただきます

つづく

(画像の spinnzack 50 は販売製品と仕様が異なります 販売製品仕様はトップも白となり 画像のような切り返しはありませ

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この記事へのコメント
JSB やまかわさま
こんにちは
おっしゃるとおりで ザックのようなものに目止めをするのは大変だと思います
スピンネーカ―はもともと防水生地ではないので 目止め加工をする必要もありませんが

止水ファスナーについては 見た目 特にデザイン優先で選んでしまうと性能が発揮できないコトになるようです
大きくて太いファスナーが必要なんだけど それを嫌った為に一つ下の細い部品を付けてしまう
そうすると防水性能が著しく低下してしまうと言う事みたいです

やはりゴミ袋が一番使い勝手がいいですよね
色も黒青透明と色々ありますし 多用途で軽い そして安い
spinnzackは黒が多いので黒ビニを使うと目立ちませんよ、、、、

コメントありがとうございまいた
大武
Posted by m&M at July 08, 2013 16:18
こんにちわ JSBやまかわです
スピンネーカーという素材はヨットレースなどで
使われる帆材と伺っています。
風が簡単に吹き抜けないけれど
ザックを縫って組み立てることで、針穴は無数に多くなるわけですし
そしていろいろな角度に引っ張りや圧縮などの力が常に変化しながら掛かる
ことも、目止め処理を難しくしているように思います

止水ファスナー、なのに雨水が浸みてくるという話題も似たようなことで
じっとして、力を加えなければ何とか留まるていどのこと

薄い別の袋を内装させるのが結局は実用的な回答です。特大袋は
いざとなれば、冠頭衣のように穴を開けて雨具などにもなる

多方面の方々から、教えていただき、今はゴミ袋式で凌いでいます
Posted by JSB at July 08, 2013 15:18